タクシー運転手への転職体験談

飲食店で10回以上の転職を繰り返した男性がタクシー運転手へと転職した体験談

2023/05/20

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高校卒業後に5年間寿司屋に勤務し、その後、飲食店ばかり10回以上の転職を繰り返した男性が、最終的にタクシー運転手へと転職した体験談です。

飲食店を中心に10回以上の転職を繰り返した男性がタクシー運転手へと転職

私はかなりの転職を繰り返しており、10回以上の転職をしています。市販の履歴書では職歴の記入欄が足りなくなるレベルの転職回数です。そんな私の体験談です。

私は、高校を卒業してから寿司職人を目指し、都内の某寿司屋に5年勤務しました。5年間頑張りましたが、下積み時代は長く厳しい修行が辛くなり、人間関係もあまり良好とは言えなかったので、違う料理に変えようと思い始めました。そこから、転職を繰り返しとなりました。

料理をすることは好きなので飲食店を中心に転職を繰り返した

寿司職人は嫌になったものの元来料理することは大好きだったのでお寿司以外の飲食店で働きたいと思っていました。そこで、私は、プライベートでラーメン屋巡りをずっとやっていてかなりのラーメン通だと周りに言われていました。自宅でも色んな味のラーメンを作っていたので、売れるラーメン作りの力になろうとラーメン屋で働くことに決めました。

チェーン店の有名なラーメン屋だったので、お客さんはお昼休みと晩御飯の時間は非常に忙しい毎日で、やりがいがありました。このラーメン店でずっと長く続けていくつもりでしたが、店長クラスになるとラーメン作りとは関係ない営業が増え、料理することはなくなりました。

店長になると料理ができなくなるので、そのたびに転職をしていた

私はどうしても料理を作って喜んでもらう仕事がしたがったので、いくらお給料日やポジションがアップしても日々の仕事がつまらなくなり、また料理する仕事を探していました。その当時私が付き合っていた彼女がイタリアンが大好きなので、よくデートにはイタリアンレストランに行っていました。私もパスタやピザを作るのが得意だったので今度はイタリアンレストランに就職しました。

イタリアンは昔アルバイトでやった経験があるので早く仕事を覚え、楽しんで仕事ができました。そのお店でもマネージャーになり、お給料日も今までの仕事では一番高給になりました。しかし、そうなるとまた料理ができなくなるので、転職をしました。そういったことを繰り返していました。

30代後半になると料理しかできない自分に不安を感じ始めた

ただ、そんなことを繰り返していて30代後半になってきたときに、急に自分の人生が不安になりました。自分は料理の仕事しか出来ない。それで良いのだろうかと思いだしたのです。料理が好きで常に現場にいたいと思っていましたが、自分の人生を考えると料理以外の仕事ができるようにならないといけないと思いました。

独立開業をするか悩んだが、タクシー運転手としての道を選んだ

少し唐突な話の展開ですが、独立開業をするか悩んだ結果、タクシー運転手としての道を選びました。それは、最初は、これまで飲食店での経験があるので、レストランでの独立開業を考えたのです。しかしながら、レストラン開業にはお金がかかります。これまでの経験から飲食店では、お店の内装、外装にかかる費用だけではなく、特に東京では集客に対しても大きなお金がかかると知っていました。また、飲食店は移り変わりが激しく、閉店したお店もたくさん見てきました。

フランチャイズのお店ならどうだろうと説明会なども行きました。そういったことを繰り返しているうちに、自分はレストランをしたいのではなく、自分だけでコントロールできる仕事がしたかったということに気づきました。別に飲食店で無くても良いのではないかと思いだしたのです。

その気づきをきっかけに、業界や職種にとらわれずに幅広く求人誌や求人サイトなどを見るようになり、これまで目を向けてこなかった仕事について調べるようになりました。そんな中、タクシー運転手の仕事は自分だけで仕事をコントロールでき、収入も自分の頑張りが反映される仕事だと気づいたのです。

もともと、ドライブが趣味で、仕事が無い休日はいつも運転をしていましたので、その点からも私にいったりではないかと思ったのです。

飲食店の経験しかない私にとって転職活動は大変でした

タクシー運転手というと世間的には誰でもなれるという印象がありますが、そうではありませんでした。何件かのタクシー会社に面接に行きましたが、これまでの転職回数の多さとすべての職歴が飲食業ということでその点を面接で突っ込まれるとどうしてもうまく答えることができませんした。

私はこれまで飲食業界での転職を繰り返してたので、転職回数が多くても経験を買ってくれ、転職をすることができていました。面接での自己PRもその点だけで十分だったのです。ですが、今回は業界が違うということでそういった方法が通用しませんでした。

そこで、タクシー専門の人材紹介会社に登録をすることにしました。そうするとコンサルタントの人がいろいろとアドバイスをしてくれたのです。私は自分が仕事をコントロール出来る自由な仕事をすることに決めたので、新しいチャレンジとして、タクシー運転手として頑張っていきたいということをPRするようにしたところ、無事、タクシー運転手になることができました。

タクシー運転手となって、現在で5年となります。職歴として過去最長となりました。振り返ってみると、これまでの飲食店では、料理人として採用され、その後、店長やマネージャーなどポジションが変わることで仕事内容が変わり、そのことで嫌になったりして、転職をしてきました。ですが、タクシー運転手は基本的にそういうことがありませんので、長く続けることができそうです。

次はこちらもどうぞ:職を転々としたが、タクシー運転手という仕事に出会えて良かった



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